欧州での新たな『NCF適用例』のご紹介

【欧州での新たな『NCF適用例』のご紹介】

2019年3月に開催されたJEC World 2019 において、
堤防補強用アンカープレートにNCFを使用した展示がありました(写真)。

FRP製グラウンドアンカー.jpg

Solico Engineering BVというオランダの企業が提案しているもので、
COMPOSITE DIKE STABILIZATION SYSTEMSと呼ばれ、
JECのホームページでも紹介されています。

URL: https://www.jec-world.events/essential_grid/composite-dike-stabilization-system/

この堤防補強用アンカープレートの中間層にリサイクル材を使用し、
表層にNCFを使用したものとなっています。

アンカーの張力を受ける受圧板で、
曲げ剛性を確保するためにアンカープレートの表層に
連続繊維で構成されたNCFを適用したと推測されます。

FRP製のアンカープレートにすることで、
コンクリート製のものに比べて軽量化することができ、
持ち運びの際に重機が不要になることや、
耐腐食性により補強効果の長寿命化を図ることが可能となります。

しかしながら、
コンクリート製に比べると高価であることから、普及は進んでいないようです。
それでも、材料の製造から施工、施工後のメンテナンスなどを含めたトータルコストでは
コンクリート製のものよりメリットが出る可能性が考えられます。

本記事に関わる内容をより詳細にまとめた記事が紹介されていますので、
以下のURLをご参照ください。

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NCFをはじめとするFRP用の基材は当社においても製造しています。
以下のページで紹介していますのでご参照ください。

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